怠惰な散歩  2023年11・12月

     
  12月25日(月)

山猫一家に不幸なことが起こったらしい。災難はどこからともなく忍び足でやってくるようだ。手助けしてやりたい気持ちはあるがこれは無理。ああ、くわばらくわばら!!

 12月23日(土)

今年も残すところ8日となった。さんざんの令和5年(2023年)だった。さて、来年も生き残れるか分からない。とにかく毎日の呼吸を休まなようにしたいものだ。BOOKOFFで久しぶりに本を買う。「暇と退屈の倫理学」國分功一朗、「ある男」平野啓一郎。

12月17日(日)

ぼうっとしているうちに今日も終わる。たまにはこういう日があってもいいのだが毎日だとこまったものになる。「茨城民俗学会60周年記念号」と「詩界論叢2023」詩人クラブが送られてくる。どちらもボリュウームたっぷり。とても全部読み切れそうもない。気が向いた時にパラパラめくろう。


貴方の財産は
頭と心だけだ
■ピーターフランクリン(哲学者)これは父から教わった大切な言葉である。
 
  12月16日(土)

今日は暖かくて過ごしやすかった。こういう日が毎日だったらと思う。それにしても人間として迫力がないことを痛感する。75歳という年齢はすべてをそぎおとしてしまうようだ。これは高齢者の誰もが経験するのだろう。そして、自分の虚しさにため息をつく。時々、この一年の経験を文章にまとめてみようかと思う時があるふっと浮かんですうっと消える。見事なものだ。

12月15日(金)

超寒い。ああ、いやだ。でも、マッサージの日。寒さこらえ行く。このままではこの冬を乗り切れるのだろうかー。とにかく体力がないのだ。天気予報では今日一日お休みだそうだ。休息は大切なこと。だからといって寒いのはいやだ。

12月13日(水)

すがすがしい朝だ。空気が澄み渡りおいらのハートのように晴れがっている。朝7時、このまどろみの時間が好きだ。散歩に行けばいいとおもうが酒を飲みだす。これがまたうまいのだ。これで、今日は空白の一日となるだろう、それでもヨシだ。

なんにもない一日、それでも空はむきだしの青さを惜しみもなくさらけだしている。その覚悟の良さに驚くばかりだ。

12月12日(火)
土浦シルバー人材センター広報誌の編集会議へ。この会議はとても楽だ。事務局が全部お膳立てしてくれている。どんな組織でも事務局がしっかりしていればいいのだ。役員は金の算段をしてくれればいいのだ。

12月11日(月)

朝からどんよりと曇った空。優しさがない空だと思う。しかし、優しさを求めて県南病院へ行く。とにかく寒い。こういう天気と寒さはあと2か月続くのかと思うとうんざり。それでも生きなければならない。こんなきもちで生きている人が世界中、日本中にたくさんいるのだろう。ただ、表面的に分からないだけだろう。

接骨師は狭窄症は治る病気だという。医院にはってきたような重症の人が治癒して回復し今では農作業をやっている人もういるという。それを信じたい。


痛みの度合いは
喜びの深さを
知るためにある 

渡辺貞夫(音楽家)


人を愛するものは、
人の喜びをも愛する

「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキーより
■亀山郁夫(ロシア文学者)

 12月10日(日)

何か急に体の調子が良くなる。スタスタとまではいかなくてもまっすぐに歩けるのだ。ここで調子に乗ってはいけない。日常生活は慎重に慎重にと言い聞かせる。

パソコンはどんどん進化する。とてもじゃないがついていけない。文字が打てればいい。なにしろペンをもつよ手がふるえるようになった。パソコンなら間違いく打てる。おいらの下手な手書き文字よりくっきりすっきりしている。

暖かくて気持ちがいい。畑の草むしりににはもってこいだが、昨日の疲れが残っているせいか体が動かな。そこでぼんやりと詩作に励む。上手宰詩集「しおり紐のしまい方」をパラパラめくる。この詩集は三好達治賞を受賞している。 三好達治いえば萩原朔太郎の一番弟子、谷川俊太郎を詩壇に登場させた詩人。三好達治賞はなかなか取れるものではない。おいらと同じ年の老人だ。ただ者ではない。


痛みの度合いは
喜びの深さを
知るためにある

渡辺貞夫(音楽家)
 
   12月9日(土)

頑張るということ、それは毎日休みなくブログを書くこと。そこで書き始めるが何を書いていいのか分からない。サッカーの天皇杯決勝を見ながら書こうとパソコンを持ってテレビの前に—。ところが一行も書けない。それでなくても頭が退化しているというのに二足の草鞋を履くのは無理だ—。

昨日から体調が少しいいので歩くことにする。でも今日は寒い。そこで昨日の半分ぐらいの距離にする。それでも何の抵抗もなく歩けることに感謝。ただし、20分程度歩くと疲れる。お天気によって随分と違う。

詩人会議の会員の詩を読むと自分の病気のことを書いたのが多い。おいらと同じ年代の会員が多いから必然的に健康に関するものが多くなる。それを読むとみんななんらかの病気を抱えて頑張っているんだな—。おいらの病気など軽い方なのだと思う。


人を愛するものは、
人の喜びをも愛する

「カラマーゾフの兄弟」ドストエフスキーより

亀山郁夫(ロシア文学者)
 
   12月8日(金)

えいやと気合を入れてブログを更新。昨日、今日と暖かいせいもあり体調がいいから少しはやる気を起こす。さて、実際にことをすすめようとすると体が動いてくれない。なにしろ、カニの横歩きしかできないのだ。まったく情けない。
11日の約束も神林さんのお別れ会もキャンセル。年内はじっとしているしかない。

12月2日(土)
かあちゃんと二人で整骨院へ。かあちゃんはぎっくり腰、おいらは脊柱管狭窄症という病気のリハビリ。クルマを神妙にバックさせる。こんな運転がいつまできるのだろう。

■この日の日にち不明
県南病院に行く。大きな期待をしている。この状態なら治ったとはいえないが、ピョコタン、ピョコタンの動きなら日常生活に戻れそうな気がする。これがわが人生の最終電車とあきらめる。どこまでもレールは繋がっていないのだ。

朝から雨。こういう悪天候の日はクルマの運転はやめよう。そこで、予約を入れていたマッサージはキャンセル。ただ、終日、ぼーっとすることに徹する。そして、ぼんやりと詩作。曇天の空から新鮮な生の言葉は降ってこない。残念なり。

瞬間、瞬間に生きて今日が終わり明日が来る。そはを深く考えるなら毎日の瞬間が大切なのだ。おいらにはぼーっとしている時間は寸暇もないのだ。ばーか、それなりの生きろ。ブログは気が向いた時に書いてためる。ある程度の量になったらアップ。そのため日付と文章はバラバラ。これでもヨシとする。

11月30日(木)

11月27日にカスミ会長で神林留学生奨学会理事長の神林章夫さんが亡くなったとメールが入る。いろいろたくさんのお世話になった。ただ、ご冥福を祈るだけだ。

11月20日(月)
茨城キリスト大学の先生といばぶんで会う。鴻野伸夫さんの写真展の相談。待ち合わせはいばぶん事務所で二時半から三時。ところが二時半過ぎてもなかなか来ない。イライラする。こちとら腰が痛く出てうなっているんだよ!バーカ!!。

なんだかんだで初期の要件は無事に済ます。とにかく三時間で体が悲鳴をあげる。なんとも情けない。終日風が強く空はブルー一色。空は何を考えてブルーなのだろう。そもそも、自分は青いという意識があるのだろうかー。分からない。

まどろみの日々
まどろみの日々
まどろみの日々を過ごせることは
生きている証だ

神はたくらみ深いが
悪意を持たない。(アンシュタイン)■野口悠紀雄(経済学者)
 
   11月12日(月)

山猫から、あかりちゃんの写真がたくさんおくられてきたのは先月だ。スマホにしっかりと日時が記録されている。あかりちゃん、すっかり少女らしくなっている、と感想を書いたのも残っている。山猫ことおばあちゃんもそれらしくおばありゃんになっている。万歳だ。

評判のいい整形外科の県南病院にゆく。どんな診断がくだるのかと思ったったらあっけない。「打撲です。腰の方は次回に」。ぼーっとしたまま帰る。「至高の音楽」百田尚樹著を読んでいる。

詩人クラブの役員をやっている谷口ちかえさんが主宰している詩誌「ここから」が送られてくる。いつも表紙写真の素晴らしさに感激。もちろん詩のレベルも高い。「引揚詩」会発行の500頁5巻の編集など多事が重なり詩人クラブの役員は辞退したそうだ。ガンバレ!!。


この世には、
絶対というものはない。

鎌田敏夫(作家)
 
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