怠惰な散歩  2018年

   7月31日(火)

「命に関わる暑さ」「この暑さを災害と思ってください」、気象庁は熱中症にくれぐれも注意するようにと呼びかけた灼熱の7月をどうにか生き延びた。ありがたいことだ。不幸な話も伝わらないのでおいらの知り合いたちもどうにか無事に暑さを乗り切り8月を迎えるようだ。

昼休み、山王姫へ電話。昨日のお礼とワンちゃんの話を聞く。ぼーっ頭へ活力を与えるには少しは知的作業をして刺激しなければと考えたからだ。メモを取りながら頭をフル回転。お日さまもグルグル回っている。

山王姫から訊いたことを忘れないうちにと仕事帰り土浦図書館へ。
館内は適度な温度に保たれ快適。パソコンに向かい熱心に頑張っている人もいれば本を読んでいる人。なかには快適な環境にどっぷり浸り夢の世界への人もいる。メモを見ながらキーボードを叩く。集中できる時間は1時間が限度。なんだかんだと考えながら何とか文章らしきもができる。あとは山王姫と何度かやりとりするだけ。ブログも暑さにめげず何とか休まず続いた。7月バンザイである。皆さま、8月もガンバリましょう。さようなら。
 
   7月30日(月)

山王姫宅へ。10時の約束だったが9時30分ごろ着く。さすがの姫もこの時間には起きている。草取りさんが広い庭のどこかで雑草と戦っているらしいが姿は見えない。姫は10時の休憩にお茶を運んでいる。

頭がぼーっとしている。「セピア色の青い空」のインタビューをしようとまとめたメモを忘れてきたことに気づき愕然。今回はワンちゃんの話。これまで聞いてきたことを思い出そうとするがぼーっのこだまは止まない。そういうことで、本日はパソコンについてあれこれ教えるだけとなった。

こういうことになるのは暑さのせいだ。姫宅は高台にあり大きな樹木に囲まれ涼しいはずだが湿気のフードを被ったように頭が重い。姫から着る物や焼酎などいろいろ頂戴する。さらに昼食をごちそうになる。寿司からウナギと候補があがるが全部お店は休み。結局冷やしたぬきそばに落ち着く。ごちそうさまでした。お互い、体に気を付けてとバイバイする。お疲れさまでした。
 
   7月29日(日)

一度でいいからハマダ珈琲店のモーニングサービスを食べたいということで出かける。朝8時をまわった時間なのに店内は満員。久しぶりにおいしいトーストとアイスコーヒーをいただく。近所にあるマクドナルドが工事中で閉店している影響もあるのだろう子ども連れの家族が目立つ。夏休みに休日のせいか。みんな贅沢になったものだと感心する。

山王姫から電話あり。いろいろな雑用の整理を手伝いに明日行くことを決める。涼しい午前中にかたずけてしまおうということで10時。。明日は草取りさんが朝6時にやってくるから早起きしているという。夜型人間でアサガオの咲くところを見たことがないという。世の中にはいろんな人がいるものだ。

台風はこれまでに経験したことのないような進路で暴れまくっている。豪雨で被害を受けダブルパンチの方々が気の毒だがおいらにはどうしようもない。台風の余波を受け土浦地方も荒れ模様の天気だったがこれといった被害は聞かない。「土浦幻聴」の写真をようやくUPする。今年は歩くことが少ない。それだけ気力も体力も減退したということかー。金魚ちゃんいわく「年をとるというこはそういうこと!!」仲間の1匹が死んだというのに喪に服することもなくのほほんと生きている。あんたは偉い!!
 
   7月28日(土)

台風がやってきている。彼らには彼らの生きざまがある。自然はいつもの茶道の所作のようにふるまっているだけ。我々はそれらを素直に受け入れるべき。しからば、天に向け「よきにはからえ」ということ。

地球は70%が海で占められ30%の大地でイノチをやりとりしている。その数少ない地上で喧嘩をして殺し合いをやる。利口になったヒトはその殺傷力を増していく。

ひとは700万年前に誕生してからいろんなことを積み重ねでようやくニンゲンらしくなった。それから、世界中の人々が喜びや悲しみを乗り越え人類の歴史をつなぎつづけてきた。それが一挙に、自然から否定され瓦解してニンゲンは消滅するのかもしれないー。最近、そんなことを考えている。
 
   7月27日(金)

わが家にやってくるスズメたちがここ一週間姿を見せなくなった。どこか避暑地へ飛んでいったのか。さてはどこかで集団日射病にかかり空の彼方の天国まで飛んでいったのか―。今日も餌場には豪華なパンクズを盛り付けてやったというのに夕方になってもそのままになっている。

ちょうどいい板をもらったので本棚を一段増やす。出来栄えはよくないが少し本の整理ができた。だが、「帰らざる夏」は数ページしか読み進まない。

朝からしのぎやすい一日だった。明日の仕事に備え体力温存と決め終日ぼんやり過ごす。それでも来訪者はある。新聞集金にリフォームの若い営業マン。「この周辺の屋根を点検していますが、旦那さんのお宅は屋根瓦がずれています」「借家です」「それじゃ勝手にいじれませんね」そそくさと帰る。ひと言くわえてやればよかった。「屋根瓦がずれ落ちるまえにおいらの命が朽ちます。気にしないでください」、と―。
 
   7月26日(水)

いばぶん理事長に「冷蔵庫を買っていいか?」とお願いしたら「よきにはからえー」というご指示。そこで本日、ワンダーグーで冷蔵庫を購入。ひとりで持てるか心配だったが独身用のワンドアサイズ。おいらでも楽々持って運ぶことができた。理事長、「中古は駄目よ!」とアドバイスしてくれたが、どうせ命短し中古人間が使用するだけ。5000円でお釣りがくるので十分。製氷室のトレーに水を入れ帰ってきたが、明日りっぱな氷ができているかー。

昼過ぎ、かあちゃんの親戚夫婦が来訪。あれやこれやとよもやま話は尽きないようだ。クルマの色が眩しい。燃えるようなアカ、オレンジ、モモイロ、全部違うが言葉では表現できない色。ああ、還暦も過ぎ同じことのやりとりに飽きたのでお互い愛を再確認する色というべきか―。

午前10時過ぎ山王姫へ電話。岩田先生命短しという。山王姫にとっていしおか広報の表紙で苦労した二人。いろいろな思い出があると思う。山王姫、無念そう。それが天命とわかっていても辛いものがある。それでも、時間は刻々と過ぎる。すべてを認めなければならない。お休みなさい。
 
  7月25日(水)

朝起きると空は鈍色。そらチャンスと草取りを始める。雑草を引き抜きながら考えることは過去の日々。一期一会の人々を思い出す。まったく出会いと別れとはうまく言ったものだ。これまで出会った人々のうちどれだけ黄泉の国へ旅立ったのだろうか―。決して天文学的な数じゃない。たかが知れていると思う。

エサがなくなったのでかあちゃんとカスミに行く。品出しをしている人は意外に年配者が多い。そこで募集案内の貼り紙を見る。細切れのような時間割でいろいろな職種を募集している。やる気と体力があれば仕事はゴロゴロ転がっているような気がする。

午後、いばぶん事務所へ。つくば文化郷は水曜日が定休日。だあーれもいない。強い陽射しが屋根瓦に降りそそいでいる。サラダ油をたらしたら卵焼きができるのでは―。バーカ、屋根に上がってそののまま落ちて昇天しろ。遠くから金魚ちゃんの声が聞こえる。ぼーの暑い夏はまだまだ終わりそうもない。夕方、姫丸子が手土産を抱え参上。元気そうでなにより。
 
    7月24日(火)

仕事帰り図書館へ。今日は駐車場は全階空いている。この暑さでは図書館までくるのが億劫になったとしてもやむえない。熱射は座禅を組んでいるように動かない。まったくすごいものだ。こんな暑い日々が続いているかぎり読書なんて無理。水風呂に入って頭を冷やしぼーっとしてればと思いながらも本を借りる。きっと畳の片隅で埃を被るのが関の山だろう。

なにか頭がすうーっとすると思ったら1000円散髪をしてきたことに気づく。ぼーっの状態はいつまで続くのやら。こまったものだ。

巨人は弱い。わざわざ遠くの球場まで出かけあっさり敗けるとはいい度胸している。その度胸が居座っていれば誉めてもやりたいが狂ったように連勝したりする。勝負の世界はわからないというが本当にわからないものだ。
 
   7月23日(月)

「耐える」ということに耐えられなくなった。万年金欠病には耐えることができる。なにしろ60数年という実績と経験から鍛えられ辛いことがあっても何とか耐えられる。しかし、この猛暑は耐えることが段々と困難になりつつある。消耗しきった体力の限界を感じるようになった。辛いことだ。

霞ヶ浦の日の出を見てから朝の涼しいうちにと庭の手入れ。終われば水風呂に入って頭と体をすっきりさせ汗をかきながら爆睡。「終わらざる夏」数ページ読む。図書館で借りてきたビデオ「暗殺」を見る。

そして夕方、ようやくころころ花壇に影ができたころ生きた心地する。げんなりの夏だ。げんなりし過ぎるほどの夏だ。月齢カレンダーを9月にしても夏は居座ったままだ。こまったものだ。
 
   7月22日(日)

代替え出勤日となり土浦市会館でシルバー健康お仕事。いつも交替してもらっているので頼まれたらイヤとは断れない。午後、外で作業となる。途中、目が眩み霞む。ご用心、ご用心。御身が大切だ。

仕事帰り逃げ場を求めるように図書館へ。駐車場が満車で珍しい。それではとながみね温泉へ。プールは満員でこれも珍しい。

吉行淳之介の小説に「湿った空 乾いた空」という小説があった。空の事とはまったく関係ないM・Mこと宮城まり子との関係を綴ったもの。今日は「カラカラ空 クラクラ空」。とにかく連日の猛暑に喘いでいる。とうにかく。今日を生きのびたことに感謝!!。
 
   7月21日(土)

かあちゃんかかりつけ医院へ、とうちゃん電車で柏へ。まてよ、かんちゃんではなくおばあちゃんかかりつけ医院へ、おじいちゃん電車で柏へと書かなけれならないのかもしれない。とにかく二人は炎天下を喘ぎながら家を出たのは確かです。

常磐線の車内は冷房が効いて快適。おいらの部屋には扇風機しかない。ひたすら自然の風と扇風機のプロペラから送られる風が頼りだ。これなら電車に乗って読書でもしていたらと思う。昔、「月山」という小説で芥川賞を受賞した森敦は山手線の電車に乗りぐるぐるとまわりながら創作に没頭したという。方法論としては理にかなっている。問題は中身だ。オイラには無理。

おいらの柏行きは、瑞惠先生が10月に東京・銀座で開く絵画展に向け冊子作りのお手伝い。ゲラを見ながらあれやこれやと言いたいことを言ってサヨナラする。土浦も柏も競うことなく暑い一日でした。
 
   7月20日(金)

シルバー健康仕事日。太陽は夏季休暇もとらず働き通しだ。なにごとをやるにも休息というゆったりぼーっが大切。ところがどこでどう道を迷ったのか熱い陽は休息ということを忘れたようだ。痴呆気味の太陽。

仕事を終えて帰るとアサガオの葉っぱがぐったりとしおれている。決していじけているのでなく暑さにまいっているようだ。そこでたっぷりと水をかけてやる。すると葉っぱはみるみるyちに生気を取り戻しすくっといい姿勢。水のすごさを知る。

水道局で働く人が「飲料水として供給している。それなのに、その水でクルマを洗ったりしているのを見るとハラが立つ」ごもっともな意見。でも、少しはカンベンしてね。アサガオが喜んでいるのだから。そういえばユウガオを見たことがあるがアサガオの咲くところは見たことがないという人がいた。夜ふかしが得意で朝寝坊の人はそんなものだろうか―。
 
   7月19日(木)

「暑いですねー」のあいさつが日常化した。そういうあいさつを交わしてもお互いに暑さをしのげるわけでもない。それでも暑いですね暑いですね。この暑さは半端ではない。インドも暑かったがカラっとした暑さだった。暑さに差別はない。

西日本豪雨被害の避難所生活や後かたずけをしているニュースを見るとやるせない。つくづく「オレは運がいいんだなぁー」。それを喜んでいいのかと深いため息。

いばぶん事務所で山王姫と一緒にモロモロの雑事を済ませる。いろいろと報告して報告を聞く。机上にのったプランがすんなりうまくいくとは思えないが成功するこを願う。オーナーともばったり会う。元気そうだ、元気であってほしい。みんな元気であるべきだ。NAOさんからメール届く。「終わらざる夏」の本は先に進まず。「耐えざる夏」となり放り投げられている。こうして、今日も無事に終わるのです。さよならだ。
 
   7月18日(水)

朝9時から「終わらざる夏」を読む。ぼーっとして目がかすんでくる。部屋は窓を開けっぱなしでて扇風機をまわしているが生温かい風が吹いてくるだけ。こういう猛暑にどれだけか本を読めるのか挑戦する。何回か水風呂に入りページをめくろうとするがなかなか進まない。そして、頭の中にも入らない。こまったものだ。

整復師会の校正戻りが送られてくる。ぼーっとしながら仕事を進める。もう少しで校了だ。カンパロウと気合を入れる。それにしても暑い。

暑さに負けてブログを書く元気もなくなりそう。ダラダラと夏を過ごしていてもしょうがない。せめてもブログは毎日更新しようと熱い決意をする。それにしても、小さな小さすぎる目標だと情けなくなる。金魚ちゃんは夏バテもなく元気で生きている。見習おう。
 
   7月17(火)

いばぶん事務所へ。山王姫に頼まれていた仕事を終わらせる。事務処理をする。これが間違いが多い。何度もやり直しているうちに頭がクラクする。事務処理は何度やっても苦手。要するに頭がうまく回転してくれないのだ。それなりにやって帰る。

「土浦幻聴」に高校野球を入れたいと思っていたので土浦市民球場に立ち寄る。入場料600円を払って改装されたスタジオへ。試合は境高校と土浦一高。空から熱い陽射しが降りそそぐ。応援団は汗だくになって声援を送っている。保護者もおそろいのTシャツを着てメガホンで応援している。まさに夏真っ盛り。

1塁側スタンド、3塁側スタンドを行ったり来たりしてパチリパチリ。応援席では消毒用の噴霧器に水を入れ応援団にシャワーをかけている。なるほど考えたものだ。イノチにかかわる猛暑という。おいらもほどほどにして帰ることにする。それにしても暑い。こうなると御身が大切というものだ。
 
   7月16日(月)

朝4時に起き目標としていた草取りも終り、今日のぼーっの準備運動に入ろうとしていたら突然の電話。「今日は出勤日だがどうしたのか?」時計を見ると8時ちょっと過ぎ。今月は火・金が仕事日となっているはずだとカレンダーの赤丸を確認。間違いではない。ところが休館日が火曜日。清掃担当も繰り上げになっているのこと。まあ、間違いは誰にでもあると心を入れかえ市民センターへ。

高校野球茨城大会が真っ盛り。常総学園の大型バスが数珠つなぎで走っている。東口駅前にも大勢の人が球場に向かっている。かたや応援旗を振る人、かたやモップ片手に世界の平和を考える人。世の中、うまくバランスがとれているようだ。

仕事を終え真っすぐながみね温泉へ。プールから見えるガラス張りの窓にアサガオがぐんぐん伸びている。わが家のアサガオもこれには負ける。アサガオは上に上に延びる習性があるようだ。わが家では天橋立ならアサガオ橋立に挑戦しているが蔓は天に向けて伸びる。それをていねいに道案内してやるのが毎日の仕事。ながみのアサガオはどこまで延びば気が済むのだろう。余計な心配だが―。
 
   7月15日(日)

加賀乙彦の長編小説「帰らざる夏」を読んだのはいつだったのだろう。夏の暑い日、汗をかきながら夢中になり一気に読んだ。
今、浅田次郎の「終わらざる夏」を読んでいる。ブックオフで100円で売っていたので喜び勇んで買ったのはいいが上巻のみ。上下巻だとは知らなかった。しかたがない下巻は図書館で借りようと読み始めたがなかなか先に進まない。夏の間に全巻読了できるか自信がない。

連日の暑さでぼーっの時間が長くなる。ぼーっに夏休みというのはないようだ。ぼーっとしていても祭囃子は聞こえてくる。昨日のことを思い出しうんざりする。

自転車の防犯登録を済ませ図書館へ。画集「有元利夫と女神たち」を1冊借りる。文字を追うのが辛いときには絵でも見ながらぼーっとしようという魂胆。開いたまま居眠りする自分を想像する。小松の夏祭りは終わった。来年はどうなるのやら―。
 
   7月14日(土)

〇「新車だから盗まれないように」。夏祭りの写真を撮りに自転車で行くというおいらにかあちゃん.。とうちゃんの体より自転車が大切。
〇「朝から、おはようございます」。祭実行委員長のあいさつ。だあ~れも笑わない。聞いていないのか、朝からの猛暑で祭衆全員が意識もうろうとしているのか。
〇「子どもは集まってください」。こども神輿の担ぎ手を呼び掛けるが子どもがいない。

そういうことで、小松の夏祭りは今日から始まった。「土浦幻聴」の1ページに加えようという思惑を秘めて同行する。しかし、暑い暑いの行進曲は続く。疲れては疲れては休むが暑さは半端ではない。小松の空がだんだん白く見える。

昼休みまでつきあう。「山車で踊っている写真を撮っていましたね、孫です。写真をください」知らないおばさん。かあちゃんが作ってくれた冷やしそばを食べた後プリントして届けに行く。自慢の孫のおばあちゃんは見当たらず。役員に手渡して退散。ひたすら家の中で猛暑に耐える。
 
   7月13日(金)

アサガオが咲き出した。朝露で顔を洗い朝陽を受け乾かしている。時どき風に揺られ雫を飛ばしたり。遠くの林からは小鳥のかん高いさえずり。静寂な空気をふるわせる。空一面に薄墨を流したような雲が覆っている。高台のわが家から見下ろす家々から雨戸をあける音が聞こえてくる。一日の始まりの朝。そして平等に夕暮れはやってくる。

問題は朝から夕方までの時間の過ごし方だ。天気予報では昼前には雲も消え青空が広がる。そして、太陽は怒り狂ったように熱い炎を地上に降りそそぐという。考えただけで武者震いならぬうだる自分を想像する。心頭滅却すれば火もまた涼し、とはいかぬのだ。なにしろ、本日は、シルバー健康仕事日。

年寄りだからといってマイナス思考ではいけない。可能な限りの肉体をいじめなければますます怠けてしまう。その気概はかう。健康な体の子どもを産んでくれた親に感謝しなければならない。それにしても屋外の作業は辛い。雑草だって干からびているようだ。とにかくジジババさま3人組は今日を頑張りました。
 
   7月12日(木)

テレビでは連日、西日本豪雨の被害を流している。天地雷鳴に思想も哲学もない。ただ、在るのみ。この摂理の確かなる約束の遂行。自然現象のごくあたりまえなこととしてふりまう。なんでもないこと、なんでもないことといいながら風や雨を降らし大地を揺らす。その激しさに人々は逃げ惑う。い。思いむくまま、これこそ自由奔放。多いに満喫していつのまにか消える。すごいものだ。

おいらにできることを考える。被災地にボランティアで後かたずけにゆける体力ない。ただ、大変なことがおこっているということを乾いたアナウンサーやリポーターの声を聞き流される画像を追う。

もはや、鴨長明が書き残した歴史が何度も繰り返される。それを紡ぐには、あまりにもニンゲンはもろく弱い。それでも、蓮の花は咲く。
 
   7月11日(水)

朝、いばぶん事務所に。次回の展示会についてオーナーに相談するためだ。多忙なオーナーは約束をすっかり忘れていたようだ。昨日の午後にアポをとったというのに―。暑さでみんながぼーっとしている。結局、オーナー自宅で打ち合わせ。少しは進展する。

昼食後、藤代の兄夫婦宅へ。待ちこがれた電動自転車を受け取る。新品ほやほやの自転車を目の前にしてシワだらけのおいら夫婦はさらにシワを重ねお礼と感謝の言葉を述べ深く腰を何度もおる。

帰宅後、早速練習。前を向いても後ろを向いても斜めに見ても坂だらけの立地するわが家。さて、心強い味方となってくれるか―。うーん、わからないが期待しよう!!。
 
   7月10日(火)

暑い、暑い、暑いの一日だった。どうして夏は暑いのか。金魚ちゃんいわく「バーカ、夏があって秋、そして冬を迎え春が訪れる。こんなことはオマエさんが生まれるまえから続いてきたのだ。それを69回も体験できたのだから有難く思え。ガマンガマンだ」

ハイわかりました。年をとって少しは自分の体をいじめた方がいいだろう。生湯に入らず体が動くうちはとムチうっている。それにしても、シルバー午後の草取りには閉口した。

とにかく、暑い、暑い、暑いの一日だった。
 
   7月9日(月)

ブログというのは毎日更新することでブログとして成立するのか―。誰に頼まれたわけでもない。あたりまえのことだがもちろん無償。誰か見てくれるのではないかという期待とどうせ誰も見ていないよという安心感。1回写真2枚と駄文のあれこれを認める。たったこれだけだがなかなか毎日というのはきつい時もある。それでも、休まないようにと書き溜めている。それをまとめて花いちもんめとUP。それでもいいのだと自分を慰める。なぜ慰めなければならないのかはわからない。

本日も晴天なり。ネコちゃん団体でころころ花壇に現る。これだけまとまっていると不気味な感じもする。さらに、石原慎太郎の小説「太陽の季節」を謳歌。障子ならぬ物置屋根でランデブー。熱い吐息が伝わる。無念なり。

整復師会の仕事を済ませいばぶん事務所に。山新でお花を買いころころ花壇に植える。電動自転車は兄の自宅に配送されることになっているという。ああ、くたびれた。そういうことで、本日は大相撲を観戦して店じまいとする。
 
   7月8日(日)

整復師会の仕事で筑波大学の柔道場へ行く。空からは強い陽射しが容赦なく降りそそぐ。大学の柔道場は冷房がなく人いきれでムンムンして暑かった昨年のことを思い出し気が重くなる。これもメシの種、ガマンガマンといい聞かせて会場入り。ところが、涼しいのだ。冷房がガンガン効いている。聞けばリフォームして冷房設備も新しくしたという。

さて、少年柔道大会は子どもの減少で参加者が少なくなったような気がする。指導する監督に聞けば最近は柔道は危険なスポーツだからと保護者も敬遠気味で閉じた道場も多いという。

朝から体調がすぐれなかったので帰るなり体重計に乗ってみる。65キロ。ついでにかあちゃんも計る35キロ。ふたり合わせてようやく100キロ。100キロ以上の体重をひとりで抱えた大相撲が今日から始まった。化け物みたいに大きな力士を見て深いため息。彼らにも夏バテというのがあるのだろうか。
 
   7月7日(土)

おばあちゃんの告別式で兄に「かあちゃんのために電動自転車が欲しいけど―」と、曖昧日本語で話したら昨晩電話があり、「アマゾンで注文したから明日届く」という吉報。兄はエライ。生活力のない弟夫婦を心配して何かと応援してくれる。行為は感謝を込めて素直に頂戴する。ありがとうございます。

今日はいばぶん事務所に行き雑多な整理に行こうと思っていたが自転車が届いてからと待機。しかし、自転車はやって来ない。どこかで道草でもしているのだろうか。はたまた、兄は本当にアマゾンに注文したのだろうかと疑いさえする。

初七日で実家にかあちゃん行く。とうちゃん自転車を待つ。西日本で大雨。その影響もあるのだろうか―。
 
   7月6日(金)

土浦シルバーで写真同好会を作る計画が進んでいるという。そうか、いくらか写真にたしなみのある人たちに遺影を撮っておいてもらおう―,ということではなさそうだ。散歩の途中パチリパチリとやっているうちに写真が楽しくなり仲間がほしくなったようだ。まぁ、パチンコに高じるよりはいいだろう。

年に何回かの撮影旅行もある。ここで心配になる。もちろん車で行くのだろう。そうなるとシルバー事故が恐い。なにしろ全員が高齢者。物事を悪い方に悪い方に考えてしまう。こまったものだ。

今日は一日中雨で寒いぐらいだった。そして土浦市民会館の雨漏りは絶好調。バケツが歌っている。
 
   7月5日(木)

おばあちゃんのお通夜にわざわざ石岡から足を運んでくれた山王姫にお礼ということでかあちやんと京都のお菓子を持ってお伺いする。途中、常陸風土記の丘に立ち寄る。売店で売っている花を買うのだ。ここはシルバー人材センターのジジババが育てたお花を売っている。市価の半値。2000円という予算でそれなりお花を買う。

明日はシルバー健康仕事日。いつもの生活パターンに戻るのだ。このいつもの生活パターンがいつもで続くのか。山王姫が話していたように、これまでは先輩たちを見送っていたが、これからは私たちの世代になるのだろう。

夕方、おぶちゃん、まこ、あっちゃんがかあちゃんと来る。写真を撮る。皆さま、最初に会った時に比べればそれなりのお年をめし、それなりの笑顔。笑顔はいい。満開のヒマワリも喜んでいるようだ。これでいいのです。
 
   7月4日(水)

朝から山三印刷とメールのやりとりでてんやわんや。整復師会の原稿は一本を残して全部送ったはずだが届いていないという。今日はおばあちゃんの告別。気は焦る。会式時間はどんどん迫る。「焦るんじゃない」といい聞かせながらメールのやりとりを何度もする。

どうにか終わらして会場に着くと秋田のカンちゃんも参列してくれた。おいらのブログで見て驚いたという。驚かしてすまなかったが有難いことだ。告別式を終えて身内の記念写真を撮ることになった。整列した人数の多いことに驚く。参列できなかった人もいるのだから親戚はもっといるのか。いつのまにか増えていた。

告別式を終えてメールを開くとインドのショットさんから来年1月に娘を連れて日本に来るという。娘の名前はアキ。ショットさんがカスミで研修を受けている時に生まれた。日本の季節は秋だった。名付け親は我妻和男先生。アキちゃんはいくつになったのだろう。
 
   7月3日(火)

今日はおばあちゃんのお通夜でもあり、かあちゃんの誕生日。かあちゃんの実家では誕生日のお祝いが恒例になっていたという。ところがかあちゃんはおいらと一緒になってからそういう習慣は消えてしまった。山形の寒村では毎日を生きのびるのに必死でそれどころではなかった。

通夜には山王姫も参列してくれる。遠路はるばるおばあちゃんとはそんなに縁がなかったと思われるが有難いことだ。親戚や兄弟とは冠婚葬祭の席でもないと顔を合わすこともなくなった。久しぶりに兄夫婦のお顔も拝見。

かあちゃんは葬儀場に泊まるというのでおいらは通夜振る舞いが終えるとひとりで帰る。部屋の灯りをつけてウーロンハイを飲む。ころころ花壇を見ながらおじいちゃんとおばあちゃんとかあちゃんの四人で坂東札所巡りしたことを思い出す。コンセプトは「新しくできた家族の絆とは」。秩父もまわった。西国巡礼だけは叶わなかった。あんなことこんなことを思い出し酔いが早い。お休みなさい。
 
   7月2日(月)

暑い一日だった。半端な暑さではない。これぞ夏という本物の暑さだった。しかし、納棺をする時におばあちゃんの足を触ったら冷たかった。死というのは氷の世界に旅立つことだろうかー。暑さ寒さも彼岸までというが、もうおばあちゃんの辞書から消えてしまった。おいらの辞書では生き続けている。

あまりの暑さに閉口。二度も水風呂に飛びこむ。一瞬だだが体がジーンと冷える。でも、おばあちゃんとは違う。体内から熱量を感じる。これが生きているということかー。

さっぱりしたら本を読もうと手にする。数ページ開いて眠くなる。活字を追う気力はなくただ睡魔だけはしっかりとやってくる。ここで爆睡。夢も見ない。おばあちゃんと同じ世界。あの世もかこの世も同じようなものですね、おばあちゃん。
 
   7月1日(日)

「まあーだ99歳でぇーす」と見舞いに訪れたかあちゃんに元気な声で応えていたというおばあちゃんが今朝亡くなった。空は晴れ太陽がようやく顔を出し始めた時刻だった。昨日6月30日には、十数年連れ添った金魚ちゃん一匹が昇天した。キリスト教の信者は手を合わせ天を見あげ祈るというが仏教徒のおいらは自然と目線を伏せる。

おばあちゃんもようやくおじいちゃんと冥途で再会できるのか―。いろんなことをゆっくりと話し合った楽しんでほしい。もうひとつの世界に旅だったおばあちゃん、「バイバイ、さようならです」。

茨城民俗学会の定時総会で水戸へ。長年理事長を務めていた今瀬文也氏が4月に亡くなり後任の選任。会員減少による運営資金の先細り。負のスパイラルに歯止めをかけ何とか学会の存続をと執行部。賛同者は多いが妙案は浮かばず。青空には白い雲がなんでもないことだよと悠々と泳いでいる。
 

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