怠惰な散歩  2017年

  3月30日(木)

今日のもらいものは何ですか?。健康坂を踏んばり山王姫宅に行くと両手ではもちきれないほどのプレゼントがある。本日は靴下が24足とロッキングチェア1脚をいただく。靴下は生涯、新たに購入する必要はないほどだ。ロッキングチェアは一度でいいからこういう椅子に座り本を読んでみたいと思っていた。ハッピーは前ぶれもなく突然にやってくるようだ。とにかく、ありがとうございます。

次は仕事の件。セキノさんから紹介された会社に面接のアポをとる。明日の11時と決まる。さて、どうなるやら―。

静かな夜をひとりで過ごす。まったく静かだ。人の気配が感じられない。しかし、部屋から見下ろす家並みには点々と灯りがこぼれる。人は密室にこもり息をころすように静かにしずかに生きる動物か―。考える。難問だ。今晩はこれ以上考えるのはよそう。どうせ解けないのだから―。 
 
   3月29日(水)

いばぶんの決算のことでセキノさんと昼食をともにする。ぼーっおじんは経理のことに関してはダブルダブルぼーっ。おかしなことを指摘され山王姫に連絡。事態がひっ迫していることに驚く。山王姫と打ち合わせ。よい方向に向かう。なんでも相談できる山王姫はおいらには心強い。ああ、ありがたや、ありがたや、ありがとうございます。

さて、本日の行動を緻密に振り返れば、朝起きて「ころころ花壇」作りに励む。体力不足。1時間ほどでギブアップ。まったく情けないものだ。「老人よ、明日へ向かって走れ」とはいかない。

今晩、かあちゃんは出張介護で留守。晩飯は自力勝負。山王姫からいただいたレタスとエビチリにする。6分待つのだ。待ちます。食べます。これがうまい。そういうわけでかあちゃんが夕飯用に作ってくれたおかずは翌日に持ち越す。山王姫よふたたびありがとうございます。眠いので寝ます。バイバイ!!。
 
   3月28日(火)

昨日は新たな旅立ちのため「土浦シルバー人材センター」と「土浦ハローワーク」に勇んでいく。要するにシルバーにおける就職状況調査。「土浦シルバー人材センター」は素っ気ない。毎月第4木曜日の説明会後に登録して本人の能力・体力にあう「仕事待ち」のよう。次はハローハローワークなり。昔は「職安」とよばれていた。名称をカタカナにすれば未来はあるのかー。

さて、本日「ころころ花壇」作りに励む。「心」は難しい。それでもガンバル。紹介された貸家の庭にでんと座る筑波石を見たときから考えていた。作業はルンルン気分。空き地から「?マークの花」を無断転居させる。ウーン、うまくいきそう。

住まいを替えるということは私的・公的の諸手続きがたくさんある。今日は花壇作りとともにこまねずみのように動きまわる。そういえば、おいらはネズミ年生まれだ。万歳、サラバだ。
 
   3月26日(日)

寒くて暗い日曜日。青空が見えないと何か大きな損をしたような気がする。ベランダに山積みになっていたダンボールをチリ紙交換の業者がきれいに持っていてくれた。「ダンボールの引き取りにはトイレットペーパーのサービスはありません」「結構、結構、ありがとうございます」。

夕方、新居の台所でカレーを作る。具はヤーコンと豚の細切れ、ニンジン、タマネギ、シイタケ、ショウガと野菜のオンパレード。よくばりジジイはこれだけでは満たされない。冷蔵庫をあける。卵と木綿豆腐が寂し気に棚に座っている。仲間は多いほうがいい。そこで出番となる。そういえば出汁のおまけに加えるなら金魚ちゃんもいる。ああ、こうなると滅茶苦茶。情けないやらよくばりジジイなり。

追伸:金魚ちゃん一家はダシの軍団にはいれませんでした。みんな元気ですよ。バイバイ!!。
 
   3月25日(土)

ようやく、荒川沖で過ごしたような日常生活にもどりそうだ。なぜかといえば、無性に本を読みたくなった。どんな本でもいい。そこで、フト本棚を見わたす。読みかけやまったく読んでない本がミ女学生のニスカートからチラチラ見え隠れする白いパンティのように鎮座している。それなのにまた古本を求める。

購入した本は「中国GDPの大嘘」高橋洋一(講談社)。ソファーに寝そべり読む。10分もしないうちに猛烈な眠気。そのまま爆睡すること30分。本のページはめくれなくてもしっかりと時間は過ぎていることを再々確認。これが68年も続いている。驚きと滑稽。

さて、いかにして「ころころ花壇」を創作するか―。肉体と根気の作業だ。楽しもう。その作業に花粉症の「クシャミ、ハナミズ、パチパチメ」を辛抱してガンバル。必ず完成させてやる。勢いだけは若者に負けない。だが、しかしだ―。
 
   3月24日(金)

はじめて小松の夜を徘徊する。ここは坂が多い土地。あっちに行くにもこっちに行くにも坂がある。坂には上りがあれば下りがある。フト、おいらの人生はひたすら下り坂を歩いていることに気づく。68年も生かさせてもらったのだから、これもしかりなり。

畑と花壇作りに励みたいと大家さんに話したら、隣の空き地を存分に使ってくださいとのこと。空き地を見たら広い。200坪はあるか。おいらの体力と能力では不可能だ。耕運機でもなければとても太刀打ちできない。しばし考える。考えただけでは野菜ができないのだ。

年度末も迫りいばぶんの仕事を進めなければと気はせくが体が動かない。2ヶ月も仕事を休んだせいかすっかり体がなまった。ここでフンドシをしめてと踏んばってもダメ。そういえばフンドシ1枚で仕事をしている奴もいる。すごいものだと感心しながら大相撲をテレビ観戦。稀勢の里は敗れたうえに負傷。心配だ―。
 
  3月23日(木)

本を整理していたら辺見庸の「反逆する風景」が3冊もでてくる。世の中のおかしなことはしっかりと反逆しなさいというメッセージか。ぼーっと生きているおいらには反逆する事項はさりとてて見あたない。ただ、反逆とまでいかなくても疑問に対してきちんと自らに問いただすことはたいせつ。

そんなこんなことを考えながら、本の整理と「ころころ花壇」造りに励む。新居周辺を見わたすと白梅やらモクレンの花が咲きだした。ひとよ、うぬぼれるな。そんな声が野辺の花々から伝わる。

そういうわけで、今日もおわりました。金魚ちゃんの居場所が定まらず悩む。そんな悩みにおくすることなく悠々と泳いでいる金魚ちゃん。いったい、どちらが主人なのわからなくなる。バイバイ、お休みなさい。 
 
   3月20日(月)

動けば回る

疲れたこころに心を重ね
疲れたこころに心を動かす

そうした日々
ああした日々
手鏡に映してふりかえる

重く湿ったこころ
明るく乾いたこころ
こころはいつも
ゆらゆらと揺れながら
明日を語ろうとしていた

こころは心として動こうとしていた
青空に浮かぶ白い雲ののように
ふわふわとしながらも
一途で純な道をめざして

疲れたこころに心を重ね
動けば回るを信じて
 
   3月19日(日)

土浦市小松の朝。ここで日の出を迎えるのは何日目だろう。9日の夜、初めて小松で寝た。ここの朝は静かだ。「当駅構内は全面禁煙です。お客さまのご協力をお願いします」。荒川駅から聞こえるアナウンス女史の声も聞こえない。住所氏名不詳の小鳥の鳴き声が聞こえるだけ。

家の中の整理に没頭。予定していた「ころころ花壇」の作業は中止。久しぶに新聞をゆっくりと読む。ここ1カ月はまともに本も読んでいない。活字中毒がそろそろ悲鳴をあげそう。それをあざ笑うかのように日曜朝刊は読書案内がどっさり。バーカ、かってにしろ。

自分なりの部屋の整理ができすこぶる満足。たった6畳ひとまだけど等身大と納得。金魚ちゃんのエサをやる。引っ越してからおいらの呼びかけに反応なし。室内から屋外へ転居したことで寒くなり怒り心頭か。こちとらそれどころではなかったのだ。バーカ!!。
 
   3月18日(土)

お日がらもいい。乱雑に積まれたダンボール箱をひたすら整理する。あらためてなかみを取り出すとつまらないものばかり。にんげん、利口になり年を重ねるごとにゴミが増えることを知る。さて、最大のゴミは何か?。高齢者のおおくはわかりすぎ、沈黙。

引っ越し荷物整理中、ピンポンパン。CROSS元相棒登場。ここへ越して初めての来客。かあちゃん出張介護で留守。コーヒー好きの相棒。それなりのおもてなしをと思うがカンベンしてもらう。

山王姫から所望したキッチンの椅子を2脚+1脚ゲッドとしたと連絡入る。椅子があればわが家の立ち食い朝食ともサラバできる。感謝の言葉を伝える。眠い。サラバだ。
 
   3月17日(金)

車を北に向けて走らせる。空は青く雲は白い。あたりまえだ。車窓から迫ってくるなだらかな山なみは「山笑う」とまではいかず「山はにかむ」。常陸太田市の水府総合センターLa・ラ・ホールで開かれた「楽しいうたごえの集い」に山王姫と行く。主催する「茨城民俗学会」の理事においらも名をつらねているのだ。これは驚き。ほとんど名前だけ。

ゾロゾロと会場に女性(ほとんどおばあちゃん)がやってくる。その数は201人だそうだ。平均年齢72歳。大波小波の皺の数値化はもはや不可能。天文学的な数字の皺、波、皺、波のオンパレード。しかし、生きいきしている。

今瀬会長による唱歌の講義に続いて、参加者は口をパクパクさせ「川崎みつるとゆかいな仲間たち」の伴奏で唱歌を歌う。1時間半。このエネルギーがあれば痴呆症よグッドバイだ。圧倒的に女性が多く男性の影は薄い。女性パワーの強さを見せつけられた。ともあれ、引っ越し疲れのからだを癒やすには快適な楽しい一日でした。
 
   3月13日(月)

久しぶりにブログを更新。ここ数日、引っ越し作業でバタバタしていた。それもようやく見通しがついた。日常生活に戻りつつある。日常生活に戻るということは、日々、ぼーっとして過ごすことにほかならない。いかにぼーっとした生活がひとにとって大切かを知ることになった。

金魚ちゃん1匹、昇天する。いちばん小さい奴だった。大中小の金魚ちゃん4匹の家族が3匹だけになってしまった。それでも新居の仲間だ。この先も元気で生きてほしいと願う。

整復師会の仕事が最終段階に入った。よくぞ今日まで続いたものだ。ただ、感謝感謝。潮来マリーナから電話あり。20日に行くことにする。北浦航空隊の慰霊祭だが、うさちゃんミニランドの開園祝いも兼ねている。もっとも、正式にいちオープンするかの日取りは決まっていない。このあたりのいい加減さが面白い。これもしかり、あれもしかりということ。人生楽しくしなければやってられないよ。バイバイだ。
 
   3月4日(土)

昨日は、石岡のケアハウスゼーレでひな祭り茶会。元気印のエビサワさんも登場。大きな声とからだを活かしてパワフルに動く。会場は山王姫がデザイン。七段飾りのひな壇を中心に工夫が凝らされ写欲がわく。お茶会はみんなで楽しくお歌を合唱したりでつつがなく終わる。毎度のことながら皆さまご苦労さまでした。

本日はお陽がらもいいので新居に小物運び。そして室内の清掃と草取りに励む。それなりにカメのようなスピードで作業は進む。ウサギといえばカメ。ムラヤマ社長に、明日「うさちゃんミニランド」のパンフレットを納品すると連絡。この仕事関係はこれで最後になるのでは―。とにかく、いくばくかの収入につながったのはおおいに助かる。

金魚ちゃんの転居成功。住まい日当たりいい屋外。この季節には暖かくて気持ちいいだろうが猛暑日ともなればのどうなるか想像もできない。頑張って金魚ちゃん。きっとそれまでには快適な居場所を探すから―。バーカ、それよりオマエさんが枕を高くして眠れる部屋を確保するのが先ではないか。まったくノー天気だから―。バイバイ。

   3月2日(木)

本日、金魚ちゃん輸送作戦会議を招集。出席したのはおいらとかあちゃんと金魚ちゃん。この場合、金魚ちゃんは当事者だからオブザーバー的存在。会議は踊らない。喧々諤々と議論とはいかず、数分で終わる。結論、いかに死なせず運ぶか―。完璧な方法は考えつかず。金魚ちゃんの生命力に賭けることに決定。がんばれよ、金魚ちゃん!!。

みともページの改修工事にはいる。3月の予算処理のために忙しくなる役所仕事みたい。おいらのばあいは気分転換。気分は浮気もの。お天とうさまが晴れたり曇ったりするだけで七変化する。

ここ数日、まともに本を読んでいない。ましてや楽しみの新聞購読は2月でやめている。そこで、朝刊を買いに駅売店へ。朝7時頃、大変な混雑で驚く。サラリーマンや学生の通勤通学時間帯。これこそ花盛りの駅かと思う。みんな頑張っているんだね。バイバイ。
 
  3月1日(水)

小松の草刈りをやる。仮払い機を使うのは10数年ぶり。昔のように軽やかにとはいかない。ソロリソロリ。畑を作ろうと思う。引っ越す前から種イモ(男爵・メイクイーン)は仕入れた。土にたっぷりと栄養を与えてやろう。山王姫宅の自然豊かな庭を見たある人が「土壌の力」を感じとったそうだ。決意、強く。かあちゃんは台所掃除に励む。

引っ越しの準備は着々と進んでいる。これまで借り物で生活をしていたせいか無いないものづくし。ちゃぶ台、食器棚、下駄箱がない。どういうわけか、一度も音色を聴いたことがないお琴はある。不思議だ。

人間には、二つの意思決定システムがあり「早いシステム」と「遅いシステム」。前者は感覚器官が受容した刺激が脳を介さずに伝達され、瞬時に行動に移ること。一方、脳を使ってじっくり考えるのが後者、と脳科学者はいっている。「サイコパス(精神病質)」。トランプ大統領は前者のサイコパス。脳科学者として非常に興味深い研究対象者。まぁ、ニンゲンいろいろだよ
 

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