怠惰な散歩  2015年

   7月29(水)

「生きている証拠。生きているかぎりさまざまな想定外と遭遇するものだ」。かあちゃんは無念さを噛みしめるように慰めてくれる。

40年来の友から久しぶりにメールが入る。体調不良で医師の診察を受けたら治癒困難の末期胃癌と宣告され入院しているという。何度も読み返す。まっさら。茫然自失。あかね色の空が真っ白になる。

彼は、酒も煙草もたしなまずベジタリアン生活を貫き今日まで過ごしてきた。おいらとはまったく逆の生活スタイル。それでもどういうわけか波長は合った。そして、今夏は数十年ぶりに茨城に遊びに来ると計画をたてていたという。

これから、それからのことを考える。そして、明日や明後日のこと。あれやこれやと考える。
 
   7月26日(日)

今日はやたらめったらくそ暑かった。生半可ではない。そうだ、図書館で涼もう、というわけで牛久市立図書館へ。同輩は必ずいると思っていたが、やはり気持ちよさそうに本を広げたままオジンがスヤスヤと眠っている。よく見るとオジンは大股に足を広げ夢の世界。半開きの口に白髪の混じった鼻毛がスーッスーッと気持ちよさそうに波うっている。ああ、素晴らしきオジンの日曜日。

汗をかきながら本を読む。上野千鶴子という社会学者が進歩的な12人の女性をインタビュー。タイトルは、「ニッポンが変わる、女が変える」(中央公論新社)。おんなは強い生き物でたくましい。それは認めるが女性らしいしおらしさも見せてほしいものだ。

それにしても暑い。扇風機までこれはたまらんと羽根を回転さている。
みんなで「まいった!!」。それなら何も怖くない。
 
  7月25日(土)

青空公園のアブラゼミの鳴き声を耳にしながら山王台の姫宅へ。姫宅の庭園は緑に深く覆われミンミンゼミの鳴き声が聞こえる。今夏は初めての音色。耳をすます。

今日は桜町の姫丸子が届けておいてくれた衣類をもらえるのだ。バンカラでおしゃれには縁遠く霧の果てのような無頓着さ。着たきり雀に近い。

姫が袋から取り出してくれた中身はポロシャツなど、など。どれも高価そうでおしゃれだ。あいにく小さくて着られそうもないのは断念。それでも久しぶりに新品のシャツを買い入れたような気分になる。

いつも貰い物ばかりしている姫丸子ちゃんに感謝、感謝。山王台の姫からはウイスキー2本も頂く。さて、今日は何の日かと考える。おいらの誕生日は9月だと思っていたが―。猛暑で狂いだしたのか。ハッピーに狂うなら良しとするべきだ。
 
   7月24日(金)

大家さんが理事長を務める霞ヶ浦高校が甲子園出場の栄冠をつかみとった。お祝いの電話をいれたら「ああ、ああ」という短い返事で終わる。きっとあちらこちらからお祝いのメッセージが入りてんてこ舞いしているのだろう。

夏の甲子園球場を想像しただけで汗が噴き出る。仕事で2度足を運んだが暑さは半端ではなかった。その中で球児たちはバットを振ったりグラブを自由にあやつり動き回り一つのボールの行方に一喜一憂しているのだからすごいものだ。この年齢になると、どうぞ勝手にやってくださいだ。

緑笑うという言葉の通り、夏の強い日差しの中で雑木林の葉っぱがきまぐれ風にふかれて一斉に笑いこける。
暑さは本物。思わず冗談でしょうと笑いこけたくなる。
 
   7月23日(木)

「空はなぜ青いのか?」
「空は青色が好きだから」
「雲はなぜ白いのか?」
「雲は白い色が好きだから」
NHKラジオの子ども電話相談室が始まった。

もし、回答者においらが選ばれたらそう答えようと思う。
これこそ夢があっていいだろう。
しかし、世間さまはそれでは許してくれないだろう。
バカにしている、真面目に答えろとやんやの批判が白いモンシロチョウのように飛び交うだろう。

これが絶対正しいことなんて世界中には何一つないのだ。
真実らしき仮面をかぶって世界は成立し進行しているのだ。
子どもたちも大人たちも真実を語ることはできないのだ。
理屈なしで今日も空は青く雲は白く、そして暑かった。
 
  7月22日(水) 

夕方、庭のミニ畑に水をまく。栽培している野菜はニガウリ、トマト、ナス、キュウリ。どういうわけかカボチャとアサガオも同居するという混迷と混乱のミニ畑。栄養不足の土壌から命を育みいかに夏を楽しませてくれるかー。タノムゾ、エイエイオーッ。

ところが水まきをすると必ず蚊に刺される。これが辛い。もはやムヒなるクスリでも太刀打ちできない。とにかく、あっというまにチクリチクリの攻撃を受けるのだ。カンベンしてくれと涙声。

家の中に入ればゴキちゃんは秋の運動会の予行演習の真っ盛り。夏は完璧な装いで元気に活動。皆さん、生きるのに必死のようだ。負けてはなりませんぞ!!

そんなこんなで今日もおわり。天におすまいの方、地におすまいの方、今日一日をありがとうございます。では皆様方、天高く枕を愛しお休みください。バイバイ!!
 
  7月21日(火)

夏だというのに青空公園から耳をつんざくような蝉の鳴き声が聞こえないと思っていたら、昨日の夕方から数匹の蝉が遠慮するように鳴き出した。ギラギラとはしていない。近隣の住人に迷惑をかけてはいけないとでも思っているのか。迫力に乏しい。暑さバテをしているのか。
   
暑さバテはCROSSのおじんたち。それなりの顔をしてパソコンに向かい仕事をしているようだがカラダ全体から「まいった」という本音が伝わってくる。

インドの暑さはハンパではない。多くの人が木陰に入り逃げ場がないという顔をしている。それこそ、ぼーっとしているのだ。そんな状況下では生産性が上がるわけがない。ひたすらのぼーっ。ぼーっをバカにしてはいけない。生きるための術でもあるのだ。
 
   7月20日(月)

東の夏祭りが終わると、なんとなく今年の夏は終わったような気がする。あとは「暑さ寒さも彼岸まで」とひたすら猛暑に耐えてひっそりと生きるのだ。連日の暑さで本を読むのもしんどかった。しかし、今日ようやく1冊の本を読み切った。力を入れて読むような内容ではなかったが、なにしろ1800円という大金を投資している。こうなると、なんとか回収してやろうと躍起になるからおぞましいものだ。

涼みにマックに行く。100円で何時間ねばれるのか。せいぜい1時間弱だ。しかし、中高校生らしき4、5人連れは無制限1本勝負のようにねばっている。病院の待合室が老人の憩いの場所なら若い人にとってマックが憩いの場であり交流、もしくは勉強、スマホでゲームを楽しむ場のようだ。

ところが、おいらの隣のテーブルでは同年代と思われるオジンが読書に夢中。涼みにきただけではない。100円のアイスコーヒー代を回収しようとしているのか。自宅の冷房代を節約しようとしているのか―。真剣な顔をチラチラと見れば見るほどなんとなく悲壮感が漂う。これは自分のことを指しているのではないか―。がっくりする。
 
  7月19日(日)

ふと考えることがある。この樹木は夏の灼熱をどう受けとめているのだろうか―。こんなことは数えきれないほどの年月を重ねてきた。いつもの夏、いつもの陽射し、どうっていうことないよ、とでも思っているのだろうか―。

県日整のお仕事で筑波大学武道館へ。森の中にあるような大学。ニンゲンでいうなら壮年のような勢いのある樹木がそびえている。どう見ても強そうだ。その強そうな日整先生の中関東柔道予選会が行われた。20代から50代までの4部門で戦い優勝者が東京の講道館で開かれる全国大会に出場する。

50代優勝者は61歳になるそうだ。試合終了後の懇親会で顔を合わせて驚いた。柔道着では気づかなかったが目の前で見るとがっちりとした岩のような体。体重は96キロというが贅肉がない。タヌキのようなハラも出ていない。毎日鍛錬しているという。いろいろな人がいていい。ぼーっとしている人もいていい。
 
   7月18日(土)

荒川沖東の夏祭りが今日から始まった。お仮屋での神事に参加する人たちが年々少なくなっているようだ。子どもたちが少なくなったせいだろう。その中で元気に動き回っているのは年寄連中。今年の当番は1丁目だが、手助けに駆り出された3丁目の役員の方が圧倒的に多い。その動きを観察しているとヨロヨロとしてあぶなかっかしい。そこでおいらは一切の手伝いに加わらないでパチリパチリに徹する。

夕方、S氏が焼酎を飲みにくる。翻訳家で詩人の女性が何かのお礼にと送ってくれたもので宮崎産のカメに入った逸品。何かのお礼といわれても記憶にないが遠慮なく頂くことにした。

焼酎は口あたりがなめらかでとてもおいしい。話題は自然と親の介護について。どちら様もそれぞれの悩みを抱えている。お互いに慰めあい励ましあう。これはどういうことだろうと、ふと考える。
 
   7月16日(木)

朝になると金魚ちゃんは口をパクパクさせ水槽の中を勢いよく泳ぎまわる。エサをくれと催促している。それは分かっている。その前にご主人さまの朝食を考えてくれと言いたい。おいらだってハラがすいているのだ。朝食メニューをどうしようかと思案しているのに金魚ちゃんの食事まで手がまわらない。しばし待つのだ。

オンナの朝は何かと気忙しいときいたことがある。まんざら嘘でもないようだ。

閉め切った雨戸を開け、さらに大きく窓を広げ蚊取り線香のいやな臭いを追い出し、新鮮な空気を部屋に取り込まなければならない。まだまだ続くのだ。大地の恵みを賞味したいというトイレも待っている。インクの匂いが残る朝刊も読まなければならない。汚れ物バイバイとかあちゃが用意してくれたゴミ出しも重要。

その合間をぬって金魚ちゃんにエサをやる。最大限に口を広げパクパクと勢いよく食べる。バーカ、誰も取らないよー。もっとゆっくり上品に食べられないのかー。
「ここのご主人さまを鏡としているのです」。納得。スゴイ!
 
  7月15日(水)

午前中、相棒に自宅への出張をお願いしてAdobeの写真ソフトを取り込んでもらう。最近のソフトの扱いは段々と複雑になりやたらと面倒。機器の文字が小さすぎて虫メガネを使用しても判読できない。イライラカリカリが上昇して頭の中がパンク。そういうことでパソコン設定はプロに依頼することに決める。しかし、今日はパソコンにめっぽう強い相棒に頼む。そういうわけで無料。申し訳ないのでいばらきの逸品ポークカレーを進呈して勘弁してもらう。

CROSSに行く。みんな静かに仕事をしている。労働時間とされる8時間もパソコンに向かいそんなに毎日仕事があるのかと不思議に思う。それだけ、おいらの仕事がヒマだと実感しているのだ。それでも存在証明のように事務所に顔を出すのも不思議なことだ。

金魚ちゃんは夏バテ知らず。宮沢賢治のように「ナツノアツサニモマケヌジョウブナカラダヲモチ」を実証している。エライものだ。土浦一校が勝ち4回戦へ。これもエライものだ。
 
   7月14日(火)

朝5時に目覚める。窓を開け大きなあくびをしながら空を見上げる。空は霞がかった青い羽衣をたなびかせぼーっと広がっている。ここからでは180度の地上と空を見ることはできない。青い衣には太陽から熱烈なラブレターが届いているようだ。
「本日は猛暑なり!」

大家さんことCROSS理事長と1時間ほど懇談。ひたすら「高野聖」について熱弁。知力旺盛なりに感服。エライものだ。

今日から晩飯は自力勝負。完璧なほどの健康志向に徹底することを誓う。最高の方法は食べないこと。実行にはほど遠い。
 
   7月13日(月)

駒場東大で開かれた「インド文学最前線 -フロント・ランナーとの対話と交流-」に出席。どういう理由か分からないが案内状が届いたのだ。インド大使館から招かれたインド詩人4人のゲストを迎え日本詩人クラブとのフォーラム。日本詩人クラブは西条八十が中心になって創立されたそうだ。会場には50人ほどがつめかけている。英語と日本語の双方のやりとりは4時間も続く。インド人のディスカッション好きはよく知られている。喋りだしたら止まらない。そういう意味ではタフだ。半分ぐらい理解できたのだろうか-。

懇親会では会費分を飲んで食べてやろうと意気込んだが予想していたより品数が少なくがっくり。それでも白ワインとテーブルの全品を賞味する。最後は、全員で日本古謡「さくら」を合唱してお開き。

帰り、荒井寛方の孫にあたる川合さんと一緒の電車。いろいろな企画があるようで手伝ってほしいと頼まれる。それなりに出来ることならみんなの片隅で手伝うと約束して渋谷駅で別れる。暑さと電車の乗り換えで骨の髄まで叩きのめされ疲れた、疲れた。
 
                          💛
 
                         💛
 7月12日(日)

山王台の姫が親しくしていた久保田時治氏さんが亡くなりショボンとしていたので、元気づけてやろうと「海を見に行かないか」と誘い鹿島灘を目指す。久しぶりに麻生町の一葉亭の日本そばを食べる。おいしかった。

さて、海を見に行こうとハンドルを握り出発するが広い広い海はなかなかたどり着くことができない。途中で道を間違えたようでサツマイモ畑の緑の海とやや黄みがかったタバコ畑の海を車窓から眺める。こういう間違いがあってもいいのだ。目的もなく海との約束をしているわけではないからと走っているうちに、何度も取材に訪れた潮来マリーナが見えてきた。

潮来マリーナの社長と5~6年ぶりに会う。80歳になるというが元気そう。北浦の水をきれいにしようと孤軍奮闘しているが地元民の関心も薄く行政も腰倒れ。記録写真を見せながら憤怒をこめ現状を訴える。北浦の水質問題はビジネスに直結するだけに熱がこもる。

そんなわけで、広くて青い海は大洗海岸付近で車窓からチラチラと見て終わる。
 
  7月11日(土)

荒川沖駅前広場には夏の光が燦々とふりそそぎアスファルトを焦がしている。暑い。ドライヤーで頭のうえからジリジリと熱風をあてられているようだ。これはいかんと散歩をやめ家に引き返す。数週間前のこんな日に歩いて立ちくらみをした。体から危険信号が発信されている。「オジン、オジンやめなさい。家の中であくびをこらえぼーっとしていなさい」

部屋から見える青空公園には人影はおろかごみをあさりにくるカラスもいない。住宅街の一角が静まりかえり死んでいるようだ。こういう日はたまにはあってもいいと思うがこれが日常だから寂しいものだ。

パソコンを開いてなにかやろうとデスクに座るが、さて何をやろうか―。
脳みそが暑さにギブアップ。そんなわけで終日、ぼーっと過ごす。「世界は、ぼー日和なり」
 

 
7月10日(金)

しばらく青空を見ていないと思っていたら今日の午後からは晴れてきた。
暑さがぶり返し汗をかくぐらいだった。夏本番の到来か。暑いのも寒いのもいやだ。
若いころは夏が待ちどおしかった。暑さにたいする体力が勝っていたのだろう。
もっともこの暑さはインドと比べたら子どものおしっこのようにチビタものだがー。

さて、今日をどう過ごしたか。ながみねに久しぶりに行き大きな浴槽で汗をかく。新聞を読んで本を読み居眠り。
怠惰な散歩をしてあくびを連発。どうも貧しい一日の過ごし方だ。

「とりたててニンゲンにはそうたんとやることなどないよ」
詩人の金子光晴はそういっていたが、それはやるべくことをやったヒトの言葉。
いろいろと辛いものがある。
 
  7月8日(水)

 朝の散歩でヤギ一家の田んぼを見る。スクスクと苗は背伸びしている。スクスクスクスクという音が聞こえる。言語は日本語でもなくだ駄々っ子ニランジョンが住んでいるインドのベンガル語でもなく米語。夜になるとギャウギャウギャウ蛙と合唱をする。スクスクスクスクギャウギャウギャウが田園をこだまする。

スクスクギャウギャウギャウはあきらかにウソだ。ウソつきダダッコニランジョンから感謝のメールが届く。これまで大天狗だっただけに感じるものがあるのか。自分の実力を少しは知ったのかー。年をとったということかー。

1800円の大枚をはたいて買ってきた新刊本が行方不明。あとでじっくり読もうと何処かにしまいこんだ記憶はあるがわからない。この辺に置いたはずだと探すが見つからない。2日間も探して意外なところから見つかる。まったく思い込み違いもはなはだしいとあきれかえる。
 
  7月7日(火)

 水戸の県庁に行く。いばぶん解散についての相談。このまま資金がなくなるまで続けることにする。だが、イノチ短し夢に恋いせよオジンたち。消滅と行方不明とは違う。いつもどこかに形なく浮遊しているのだ。その姿が見えないだけに不安と恍惚が錯綜する。迷えるオジンたちなり。

インド大使館から「印日文学祭2015」の招待状が届く。「大型バッグ、カメラ、録音機能のついた機械の持ち込みはお断りします」とある。そんなところに行きたくないよ。バイバイだ。

しかし、日本詩人協会主催の「インド文学最前線」には出席の連絡をする。会場の駒場東大は井の頭線。井の頭線には青春の思い出がたくさんある。下北沢駅で下車して街を歩いてみたい。
 
   7月6日(月)

インドのオロクから電話が入る。二ランジョンの履歴書をメールで送ったからけいこ先生に渡してほしい。二ランジョンは叔父さんにあたるオロクを秘書のように使っている。まったくしょうがない駄々っ子だ。

サッカーのワールドカップでなでしこジャパンは決勝で敗れ準優勝におわる。相手のアメリカは強かった。圧倒的なスピードとパワーにあふれていた。応援するスタンドではアメリカ国旗がたくさんふられ「コンチクショージャパンメ!」の大合唱が聞こえるようだった。

連日、曇りや雨が続き青空が見えない。さみしいことだ。
 
  7月5日(日)

 昨晩はかあちゃんの誕生日。70歳を越えて数年となる。外食で日本茶とビールでささやかに乾杯。よくぞ、ふたりとも今日まで大病もせず生きてこられたものだ。さて、このあとのドラマはどう展開するか?。これは世界中の神様が一堂に集まり予想してもわからないだろう。それでいいのだ。

今日は、楽しい楽しい休日だというのにお天気悪し。かあちゃんはリックを背負い実家に里帰りならぬ出張介護。これも健康だからできること。こういうことは女性の負担になることが多く、元気さに感謝しなければ思うが辛いものがある。

パソコンを買い換えウィンドウズ8にしたが操作に戸惑うばかり。覚えたころにピンコロかー。これも辛いものがある。
 
  7月3日(金)

ブログというのは毎日寝る前に書くものだろうか。布団に入るころには酩酊していてとても満足なことなど書けるわけがない。備忘禄というのは忘れてはならないことを認めておくこと。だがだ、世の中には早く自分の記憶の中から消してしまいたいこともたくさんある。それこそ、去りゆく時の流れが癒してくれるということだ。

昨日のことを思い出しながら土曜日朝一番でながみねの風呂にはいり気分壮快の中で書く。なぜ、そう日々の変化がないにも昨日のことを振り返らなければならないのかー。これがわからない。わからないから書いているとしたらあきらかなバカとしかいいようがない。

ひとつだけ思い出して書いておきたいことは、「来週は一日たりともCROSS には出勤しません」。高らかに宣言して夕暮れ迫る駐車場からクルマで去った相棒のことぐらいだ。このことを世界に発信する価値があるかは不明というより永遠の謎だ。
 
   
 怠惰な散歩2014年

10 11 12
 

 怠惰な散歩2015年
10 11 12

おたよりはこちらから