怠惰な散歩  2014年

  4月 30日(水)

今日で4月も終わり。卯月は春うららかな快適な日々が送れることを期待していたが、残念な結果となった。「愛情や信頼を法律の権利とか義務とかという言葉でしか守れないなんて情けないんじゃないですかー」【「白骨花図鑑」甘糟幸子著・集英社】
暦がかわる明日からはハッピー、ハッピーを目指そう。

朝から小雨。樹木や草花は小踊りして喜んでいる。緑の重ね着の美しさは言葉では表現しようがない。決しておごらずに端然と生を佇ませている。これ、しかりだ。詩を書いた。読め!!。

ぼくはあなたに祈る
あなたはぼくに祈る

その時、言葉は消滅に向かう

ふたりの祈りは
沈黙のまま
青空がすくいとる

では皆さまサラバだ!!
 
   4月29日(火)

今日は滋さんの命日。かあちゃんと柏市布施の善照寺に行き墓前で手を合わせる。62歳で亡くなった思っていたが墓名碑には64歳とある。二人で顔を見合わせ二年の思い違いの不孫をごまかそうとしている。なんとも情けないない話だ。どちらにせよ二人とも滋さんより長生きしていることに感謝をするべくか悩む。年々老いていく肉体と頭脳(?)の衰えに先々の不安を覚えるからだろうか−。

午後、かあちゃん出張介護へ。ぼーっおじんはぼーっに徹する。そしてぼーっを哲学する。大胆に仔細に考察するのだ。これには原発一基分に相当するエネルギーを要する。それなのに答えは得られない。そこでぼーっ金魚ちゃんに訊く。曰く、「我思う、ゆえに我あり」哲学者デカルトを知っているのか。すごいものだ。

帽子女子からメールが届く。「みともページ同好会つくりたいです何人か集まりみとも様ご招待そしてしゃべりのみしゃべりのみたべ・・・あ?でもありこ?でもありと・・・」

これはヤバイ!。日ごろの不満不平をパクパク金魚ちゃんのように吐きだし攻撃する。そうなるとゴムがのび切ったパンツより始末が悪い。よれよれおじんはズルズルとよれよれアリ地獄に引きずりこまれる。
金魚ちゃんやゴキブリだけではなく青空公園にたむろする野良猫たちも交え作戦を練らなければならない。
しばらくはアリンコの目で様子を見よう。

 
   4月27日(日)

かあちゃんと筑波植物園にタケノコごはんのおにぎり持って行く。お天気もいいしさらに休日。多くの人出で賑わっていると思いきや閑散としている。花鳥風月を愛でる人には自殺者が少ないという。本当かどうかわからないが春爛漫の園内をふらりーふらりーと散策。実に爽やかな気持ちで草花を楽しむ。

午後、昼寝の後にサイクリング。かあちゃん出張介護。リック姿で家を出る。この日は同じようにリックを背負い電車の中で心を弾ませている乗客も多いはずだ。複雑な気持ちになる。

Book・Offで古本を5冊購入。阿見町の本郷第2街区公園を通る。子どもたちの元気な声が響いている。阿見町の本郷地域は新興住宅が増え若いカップルも増えているせいか子どもの姿も多い。
それと比較するとわが家の前にある青空公園はいつもひっそりとしている。
子どもの元気な歓声とはほど遠い老人たちを時おり見かけるだけだ。絶望的だ。未来を語れない。

写真左 はさくら草。お名前は「紫式部」。
 
   4月25日(金)

朝、阿見町本郷の近隣公園までサイクリング。そしてジョキングしながら点在している健康器具で体をほぐす。あちらもこちらも痛い。もともとスポーツが得意でないだけに子どもの体操のような運動でも悲鳴をあげる。悲鳴は明るい青空に吸い込まれていく。青空は迷惑だというようにこまった顔をしている。

東口ヒフ科で診察を受ける。病名を聞くがもう忘れた。
その後、CROSSへ、意外や意外相棒は仕事をしている内容は秘密だ。

早目に仕事を終えて午後はかかりつけ医院へ。
「座薬はやめていいですか?」
「なにか支障はありますか?」
「面倒だから」。先生あきれ顔で肩を落とす。
そうだ、「面倒だから」では医師としての権威が失われてしまう。
はたと気づき「先生の処方にしたがいます」。これを素人の勝手な診断というのだろう。
こまった患者だ。

 
   4月24日(水)

ある一人のヒトを守るために1万6千人もの警官が動員されたという。まったくすごいものだと感心することしかり。こちらは一人のかあちゃんと5匹の金魚ちゃんを守るために孤軍奮闘しているというのに―。

わが家の狭い庭にシャクヤクが咲きだし満開だ。白と淡いピンクの大輪はメタボ金魚ちゃんのように威風堂々としている。特段の手入れをしているわけではない。自己防衛力が優れているらしい。
この季節になると狭い庭を一人占めしたように鮮やかに咲きだし美しさを誇示している。

人生は楽しくなければ意味がないと大アクビをする。
そして、ぼんやりとシャクヤクに目を転じる。シャクヤクは何も語らず佇んでいる。

突然、ある人から聞いた話を思い出す。
「あんたはバカだからー」という絶交のメールをもらったことがあるという。
幸いそういうメールを頂戴したことはない。だからといって今後もないとは限らない。
用心、用心だ!!。
 
   4月23日(火)

CROSSで仕事。どういう内容かといえば数字の数合わせ。これが一番と苦手にしている。頭がパンクしそうだ。相棒は東海事業センター研究員のインタビュー記事をまとめている。できあがったのを読ましてもらったがこれも頭がパンクしそうなぐらに分からない。それにしても相棒はよく理解できるものだと感心する。頭の中をこじあけて覗いてみたいような内容だ。

水戸のご老侯さまと24日に開かれる「スクエアステップ講習会」の打合せ。講師謝礼の「源泉徴収」をどうするか。ここでも頭の中はパニックになる。そんなこんなで仕事を終えて帰宅。

家に帰ればおいしい焼酎と野球観戦が待っている。かあちゃんは町内会費徴収で家を出たり入ったり。
世の中はカネ、カネ、カネでウロウロオロオロしていることを脳髄のからつま先まで伝わってくる。

ヒトはカネの呪縛から死ぬまで逃れることができないのかと思うと悲しくなる。
 
   4月20日(日)

荒川沖東公民館で開かれた町内会の総会に出席。
会計監査の役どころをもらっている。年間300万円ほどの予算がある。その決算の監査だがよくみても分からない。ほとんどいわれるままに印鑑を押したものを報告。
会場には名前と顔が一致しない面々が葬式のように押し黙って議事進行を見守っている。
シャンシャン総会は1時間ほどで終了。

寒くて石油ストーブを点ける。寒いと精神まで凍ていてしまう。
「さかしま」というタイトルの本を読了。

なんとなく、ぼーっと日曜日を終える。これでいいのだ。バンザイだ。
 
  4月19日(土)  

そうだ、hpを更新しよう!!、そうだ、ブログを書くのだ!!。
筑波石より堅くいじわるオジンの頭より堅い決意をこめてパソコンに向かう。ああ、さもしいさもしいと思う。

よく考えてみれば日々の楽しみは酒を飲みながらブログを書くことかも知れない。

今日のことをふり返る。
朝、目覚める。生きていることに感謝。かあちゃん出張介護で不在。不在の証明はとなりのぺったんこ布団。

午前中、とみこさんの原稿整理。その後、すみこさんに会う。「桜狩りの会」のアルバム作りの原稿を預かる。すみこさん360度まるまる元気。いつも明るさから元気をもらう。感謝、感謝!!。

夕方、「桜狩りの会」のアルバム原稿完成。寒い寒いなかで旧千代田町役場で待ち合わせ渡す。
謝礼を頂く。感謝、感謝!!
そんな今日はおわりました。バイバイ!!
 
   4月14日(月)

12日は石岡の「桜狩りの会」に参加。13日は東京上野の美術館でみずえ先生と会う。
どちらもお天気は快晴。石岡では笛とウグイスの啼声に聴きほれ、上野ではお花見客の酔狂を聞く。

朝、青空公園の桜の写真を撮る。この時期の桜はしべ桜というそうだ。老眼では小さくてよく見えないが、写真にして大きくするとよくわかる。きれいなものだ。

きれいなものを見ながら静かに千秋楽を迎えたいと思っていた矢先、3.11の大地震。
その年に予定されていた「桜狩りの会」は中止された。
3年ぶりの山王台でのイベントは楽しかった。
 
   4月11日(金)

今日の朝は冷え込んだ。精神を奮い立たせるように散歩。
妙向寺山門を抜け本堂の前で手を合わせる。
般若心経ならぬ、
「人生は何とかなるさ」を10回唱える。
「人生は冗談だよ」を10回唱える。
おまけに、「かあちゃん元気で、おばあちゃんそれなりに元気でー」
最後のおまけの後ろは意味深だ。情けない。

昨晩、中国や韓国と日本の10年後の関係はどうなっているのだろうと考えながら布団に入った。
どこか、現実に矛盾を抱きながら本堂を後にする。

CROSSに行く。相棒も愛用のなんとか帽子を被り颯爽と登場。
特老施設入居者予備軍職場(漢字だらけだ)にはそれなりの春風吹く。

みんなで生きれば怖くないのだ!!
 
  4月8日(火)

CROSSへ行く。相棒もいる。CROSSから辞令を交付される。どうやらこの一年の住処があり収入を得ることができそうだ。バンザイだ。

相棒の話では阿見町会議員のヤギ一家ご主人さまは議長に選任されたという。さては、お祝いの品は何にしようかー。とりあえず、本物のヤギ家族はどんなお祝いをしたのかリサーチをしなければならない。
リサーチ1年、祝いの品選び1年。そういう感覚で贈ることを決意。とにかく議長就任おめでとう。

よれよれおじん大家ことCROSS理事長と約2時間面談、いばぶんの今後について話す。
展望がない。これは事実だ。そして金銭のやりくりだけがとぐろ巻いている。
ああーいやだ、いやだで終わる。

さては、皆さま。
散りはじめた桜の花びらの憂いに水をさすような不愉快なたわごとに耳を遠ざけてお休みなさい。
 
  4月6日(日)

今日は、かあちゃん出張介護で夕飯は自力勝負。そこでひそかに考える。かあちゃんのおかずはいつも菜っ葉類で占められている。前期高齢者のダンナの健康を気遣ってのことだろうと感謝はするが何となく物足りない。
そこで作戦を練る。留守のあいだに隠れてボリュームたっぷりのサーロインステーキを食べよう。
ドンキに行く。カスミに行く。その間、不気味な裏切りの声が聞こえる。
情けない、おぞましい、先祖のツラ汚しだ。四方八方から非難ごうごうの声――。

結局、冷蔵庫を覗いたら卵があったので3個のオムレツ。そしてみそ汁で終わる。

「情景」hpに全部取り込む。まだ公開はしていない。ただ、この文章を読みながら自己へのこだわりが強くがっくり。これまで書いてきた文章は全部そうだ。能力なしを認めよう。
しかし、写真と文章はセットとしてまとめたいのだ。
自分へのこだわりがいつもブーメランのように戻るのだ。
これを書くと長くなるのでやめよう。
 
   4月5日(土)

朝、かあちゃんと乙戸沼公園に花見に行く。散歩する人と場所取りに懸命な若者を見るだけ。あたりまえだ。時計の針は午前7時過ぎをまわったばかり。かあちゃん風は強く冷たいからイヤだというので公園一周は中止して途中で引き返す。近くのマグロ食べ放題の店で朝食。量が多すぎギブアップ。

自宅に戻りすぐに筑波山神社へ。いばぶん評議員のH氏の下絵を見せ奉納画承諾を依頼。宮司、出張中で是非は後ほど連絡するとのこと。今日は吉日が白無垢の花嫁さんが境内を歩く。これには未来が見える。

その足で、筑波山郵便局100周年記念誌作りの打合せのためT氏宅へ。ほどほどで終わる。最終章がどうもいまひとつ理解できぬまま名物という唐辛子を手土産においとまする。

最後の訪問地、石岡の姫御殿に向かう。車窓から流れる景色は春爛漫。ときめき、ときめき色で輝いている。

姫御殿でああでもない、こうでもないと舞台設定や茶室の雰囲気作りを相談。もっとも姫主導で進められたのだが―。
広い庭を二人で散策しながら自然の息吹に感謝、感激。
12日の茶会が今日のようなすがすがしい青空をと願いながら帰宅。バイバイだ。
 
   4月4日(金)

CROSSで仕事。まじめというかひまじんというか、とにかく自宅を脱出してCROSSのデスクに座りパソコンに向かわないと精神衛生上よくないのだ。バカみたい。今日は相棒も顔を見せる。

4月1日夜の歓送迎会を終えてから二日間CROSSを休む。あきらかな二日酔いと天候不順によるものだ。いわゆる軽いウツ状態。読書とあくびで48時間は流れ消える。ただ、久しぶりに2冊の本を読み切ることができたので何となく気分はいい。

夕方、激しい風雨。青空公園の桜は散り始める。桜の園に描いた明るい夢も消えてしまいそうだ。
明るい夢とは何事かと考える。
前期高齢者という公的機関から認定を受けたというよれよれおじんの明るい夢とは何事かと考える。
白髪が目立つようになった自らの脳髄に考える力を深く静かに潜航させながら考えるのだ。
明るい夢とは―。

どうも部屋が暗すぎるようだ。そこで手元の電気スタンドを点ける。
デスクは明るくなったが明るい夢も未来も見えてこない。そこで、夜の徘徊にでかけることにする。
みなさま、お休みなさい。バイバイだ。
 
   4月3日(木)

拝啓 
空き缶さま

お便り有り難うございます。風の徒労のようなブログを見て頂き感謝をしております。
日々は過ぎます。自然は目ざとく季節ごとの生を披歴します。
そのいさぎよさと生真面目に驚いています。

負けてはいられません。
なにしろメタボ金魚ちゃんは狭い金魚鉢の中でひたすらの生を目指しているのですからー。。
負けてはいられません。

さては4月。
それなりの明るい日々を過ごそうとかあちゃんに誓うがやはりそこは人間。
晴れのち曇りという日々の繰り返しです。
では、奥さまを大切にして御身をご自愛ください。、
 
   
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